空色パレット
ムカッとしながら、笹河の腕をつかんでいると、タオルであたしの髪をぐしゃぐしゃと拭いてきた。


「ちゃんと着替えて待ってろよ」


「は……え?」


今、はいって言いかけて気づいた。


待ってろ…?


「ほら、早く着替えてこい。俺と一緒に着替えたいなら…」


あたしは走って部屋へと向かった。


水玉模様のパジャマを着て、また走って戻る。

さっきもこんな感じだった気がする。


「着替えましたよ」


「そうか」


「あ、笹河さんの着替え、父のでもいいですか?まぁ、まだ買っただけで着てない新品ですけど」


「あぁ」


パジャマ…なんだけどね?
あの…趣味が悪い父でして。


< 182 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop