ツンデレ彼氏をGETしろ!
「〈もぅ、可愛いんだから…
でも良いんだ、ありがとな!
あっちにも強い高校あるらしいから、自分の意志でも決めた。〉」
『《ずがぢん…》』
ボロボロと涙が出てきた。
お兄ちゃんみたいに大好きだったのに…
「〈あははっ、世話の焼ける妹だなぁ!〉」
ぐッと手で涙を拭ぐられる。
菅ちんは眉をハの字に曲げて私のすぐ上にある千里の顔を見た。
「〈…頼むぜ?〉」
「〈…任せて下さい。
大事な妹さんは俺が…
ずっと守ります。〉」
『《うぇっ!?》』
プロポーズみたいじゃないか!!
「〈…ありがとな。
喧嘩したら俺を頼れよ!!
大事な妹夫婦の為なら飛んできてやる!!〉」
『《夫婦じゃないしっ!》』
「〈…違うか?〉」
『《千里ぃッ!?》』
顔を真っ赤にしながら言い合っていたら菅ちんも、桜ちゃんたちも会場も笑っていた。