pure
「今日、初めて・・・よって


これから落とすところだよ。」



「私? それはずるいよ。


だって、私はもうずいぶん前に


あなたに落とされちゃって


いるんだから。」



「じゃあ、2次会の場所は


ここで決まりだね。」


克己はそういうと


ホテルのルームキーを


テーブルの上に置いた。







心臓の鼓動が体の外まで


聞こえてしまいそう。


バスローブを羽織って


克己はバスルームから


戻ってきた。


ソファーに座っている私に


優しくキスをすると


「ベッドに行こう」


耳元でささやいた。



「明かり消してくれる?」


スタンドの明かりがまぶしかった。


こんなにも明るく照らされたところで


すべてをさらけ出すのは


イヤだった。
< 170 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop