pure
本社の玄関をでると


夜空には星が輝いていた。


「都会は空が曇っていて


星が見えないっていうけど


ちゃんとキレイに見えるのね。」



となりのホテルの最上階にある


ラウンジに急いだ。





一番奥の席に克己はいた。


「大変だったね。」


「うん。わ~キレイ。」



席に座ると・・・


目の前の窓には


ダイヤモンドを散りばめたような


キラキラと光る夜景が


広がっていた。



「キレイだろう。


本社勤務だったときに


ここにきたことがあるんだけど・・・


いつか 大切な女を落とすときに


この夜景を見せようと


思っていたんだ。」



「すいませーん。カシスオレンジください。


ふ~ん そうなの。で いったい


何人の女の子がこの夜景で


落とされちゃったわけ?」

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