秘密な私の愛しき人

[穂樺&琉side]



[穂樺side]



“ピッ”


携帯の着信をきった。

相手は琉ちゃん。


もう…めっちゃ怖かった!!

電話だったけど向こう側黒いオーラが見えた気がした。


あの時…琉ちゃんが店に来た時は本当に心臓が止まったかと思った。


案の定、琉ちゃんは機嫌の悪いまま店を出て行ったときは悲しかった。

電話の時も怖かったし、どうしよう~~


「穂樺~。どうしたの?」


店からひょこっと美佳が顔を覗かした。


「美佳~。どうしよう~」


私は美佳に抱きつき理由を話した。


「なるほど~。確かに琉さん機嫌悪そうだったもんね」


「うぅ~。琉ちゃん私のメイド服見て幻滅したかな?」


「逆、逆!可愛いと思ったと思うよ」

< 33 / 231 >

この作品をシェア

pagetop