Love Step
背を向けると更に引き寄せられて片膝の上に座らされる形になってしまった。



「きゃっ!」



後ろから抱きかかえられ、耳元に雪哉の吐息を感じる。



「言いつけどおりベッドに入るよ」



「うん」



杏梨が立ち上がると雪哉も立ち上がり寝室へ向かった。



「おかゆ作るからもう少し眠っていてね」



ベッドに入るのを見届けてから言う。



「ありがとう」



雪哉は杏梨がドアから消えると目を閉じた。



自分にイラついていた。



だらしがないぞ、雪哉 



目が覚めた時、熱も下がり動けると思ったが、シャワーを浴びると全身が倦怠感に襲われ、まだ起きるのは早いと分かった。



それから少し眠ったらしい。



うとうとしているとおかゆの支度が出来たと起こされた。





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