もし、会えたなら

なにも
はなさない優哉。

『寝てたでしょ?』

「俺、睡眠症なの!」

とか笑顔で話す。

睡眠症とかあんの?

優哉は馬鹿正直。

ま、あんなに不安に
させられたのに
こんな笑顔一つで

許してやるか!

なんて考えるあたしも
とことん弱いし、馬鹿。

『成績どうだった?』

「内申35!」

35って‥え!?
あの授業中寝てる優哉が!?

そっか‥O高校
ってそんなに
頭悪くなくなったんだ。

35‥ね。

「癒実は?」

あまりに反応がない
あたしに質問を投げ掛ける。

『30‥。』

頑張ったのに
1年より全然頑張ったのに。
内申は変わらなかった。

「やばくね?」

やばくね?って
いや‥別にそこまで
悪くないよね。

『あたしの学校は
もっと下がいるから平気!』
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