ソプラノ
―控え室のクローゼット







―机の上







―ソファー








―鏡台










―トイレ










―車










―待合室・・・・














どこを探しても由希のティアラは見つからず、由希は半泣き状態だ。









「み・・・な、ごめ・・・・グスッ・・・」






由希は鼻をすすると、ティッシュで鼻をかんだ。









「う~ん、これだけないと思うと、家?かな・・・」







柚は唸るように言うと、「1回、家いって来よっか?」と由希に尋ねた。









「いいの・・・・ごめんねみんな・・・・」







由希はハンカチを目に当てると、「陸も、ごめん」と言った。










「泣くなよ・・・ほら」








陸は由希の頭に薄いピンクのストーンが入ったティアラを乗せた。










「え?なんで・・・・」






由希は意味が分からないといった様子で陸を見る。












「悪いな、俺の親戚の子が控え室から持ってっちゃったみたいなんだ・・・」








陸は俺達に申し訳なさそうに謝った。












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