私(獣師)と、あいつ(神獣)
だんだんと疑問が浮いて来た時、
「弥生っ!!」
「え?あ、優希。」
廊下から、優希が走って来た。その後ろに美央達もいる。
「良かった―っ!ごめんねぇ、弥生!!大丈夫?痛くない?」
「Σうわっ!」
と、行き成り優希が私に飛びつき、背中を触って、覗き込む。
「へ、平気。ありがと。」
「何言ってんの!私の方こそごめんね、痛かったでしょ?」
「思いっきり、ガッシャ―ンって行ったからねぇ~。しかも、弥生は気絶してるし、私達、救急車呼ぼうかとホント、焦った。」
「でも、無事でよかったぁ!弥生ちゃん、もう歩いてて平気なの?」
美央や香凛も、私の体をあちこち触った。
「三人とも、わざわざありがとね。・・・・・・・あ。」
そう言えば、優希達なら、誰が私を保健室まで連れて行ってくれたか、知ってるよね。