STARヒーロー★
「う、嘘だ!!そんなこと書いてなかったですよ!」
「書いてあったよ?ここに…」
指を指した所を見ると、小さく、本当にミクロサイズで書いてあった。
「……!!!(声にならない悲鳴)」
「ね、書いてあるでしょ。がんばって働いてね。りこちゃん」
さ、詐欺だ!!
しかもなんて自分勝手な契約!!
「どーするのー?」
う…と唇を噛み締める。
どう考えても200万なんて無理…。
お母さんに言えないし…
お母さんにサンドバックにされるのを想像しブルッと震える。
「…働きます」
「いい子だね!じゃあがんばってね」
はあ…
どうなる、あたし。
あたしはとんでもない事をしでかしてしまったらしい。
あたしは黙って松崎に恨めしい視線を向ける。
「りこちゃん小さいからつなぎのサイズ合ってないね。足んとこ2曲げしときな?」
睨みを無視してそんなことを言ってきた。
んなッ
どーせ150センチですよっ!!!!
あたしは言われた通りに裾を2回曲げる。ついでに袖も。