恋人はトップアイドル
輝と一緒にいたいとは思う。
だけど、独り占めしたいとは、思わないの。
「・・ごめんな。」
寂しそうに、輝が笑った。
そんな顔、させたいわけじゃないのに。
「輝、忘れてるの?」
自分の気持ちをちゃんと、輝の内(なか)に伝えたくて、あたしは輝の頬に手を寄せた。
「あたしだって、ファンなんだよ。ファンだから、輝を好きになれたの。ここに来れたの。」
感謝してるの。
輝が、アイドルであってくれたこと。
「輝がアイドルじゃなきゃ・・、出会えなかった。だからあたしには、輝のファンを裏切るようなことはできないよ。」
伝わってる?あたしの気持ち。
輝がフッと笑った。さっきとは違って、しょうがないなとでも言いたそうな、だけど優しい笑顔だった。
輝はあたしの手を自分の手で包み込む。
「わかったよ。・・まぁ大阪が終わるまでは、気をつけねえとな。」
その言葉にホッとした。ちゃんと伝わってる。
「でも・・、だからこそ、一緒にいる時間は容赦しねえからな?」
「え?」
怪しげな輝の表情に、胸がドクンと音を立てた。
「普段会えねえ分、お前に触りまくってやっから。覚悟しとけよ?」
「さ、さ、触っ・・!!」
触るって・・・なにそれ!
恥ずかしくて、開いた口が塞がらない。
胸がドキドキと鳴って、顔も熱い。
思わず変な妄想が頭の中を巡りそうになって、ブンブンと首を横に振った。
「はいはい、冗談だよ。ったく、本当にお前はすぐ赤くなんのな。」
輝が呆れたように笑う。だけど次の瞬間、真剣な顔でこう言った。
「大阪も・・頑張ろうな?」
答えはもちろん決まってる。
「・・うん!」
だけど、独り占めしたいとは、思わないの。
「・・ごめんな。」
寂しそうに、輝が笑った。
そんな顔、させたいわけじゃないのに。
「輝、忘れてるの?」
自分の気持ちをちゃんと、輝の内(なか)に伝えたくて、あたしは輝の頬に手を寄せた。
「あたしだって、ファンなんだよ。ファンだから、輝を好きになれたの。ここに来れたの。」
感謝してるの。
輝が、アイドルであってくれたこと。
「輝がアイドルじゃなきゃ・・、出会えなかった。だからあたしには、輝のファンを裏切るようなことはできないよ。」
伝わってる?あたしの気持ち。
輝がフッと笑った。さっきとは違って、しょうがないなとでも言いたそうな、だけど優しい笑顔だった。
輝はあたしの手を自分の手で包み込む。
「わかったよ。・・まぁ大阪が終わるまでは、気をつけねえとな。」
その言葉にホッとした。ちゃんと伝わってる。
「でも・・、だからこそ、一緒にいる時間は容赦しねえからな?」
「え?」
怪しげな輝の表情に、胸がドクンと音を立てた。
「普段会えねえ分、お前に触りまくってやっから。覚悟しとけよ?」
「さ、さ、触っ・・!!」
触るって・・・なにそれ!
恥ずかしくて、開いた口が塞がらない。
胸がドキドキと鳴って、顔も熱い。
思わず変な妄想が頭の中を巡りそうになって、ブンブンと首を横に振った。
「はいはい、冗談だよ。ったく、本当にお前はすぐ赤くなんのな。」
輝が呆れたように笑う。だけど次の瞬間、真剣な顔でこう言った。
「大阪も・・頑張ろうな?」
答えはもちろん決まってる。
「・・うん!」