姫密桜
母の手が、フリルに触れ
私の頬に触れる。

「いつの間に、こんなに
 大きくなって・・・
 
 マキも驚くわよ」

そして、私の髪に触れる。

「マキ、かわいいって
 言ってくれるかな?」

「もちろん
 言ってくれるわよ
 
 マキだけじゃなく 
 お父さんも、カイもね」

お父さん・・・

その言葉に、私の顔色は変わる

「ママ
 お父さんには・・・」

「安心しなさい
 マキとデートだって事は
 言って無いわ

 ほらっ、サクラ、時間

 マキなら、もうとっくに
 出たわよ

 待ち合わせしてるん
 でしょう?」
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