(KS)Brand new cherry.
程なくして、藤市は二人に合流した。
「やっぱり此処にいたんだね。でも何故みずきも此処に」
「途中でお会いしたのです。貴方のご友人である事を知り、私達が夫婦になる事もお伝えしました」
「そうか、みずきはやる事が早いな。そう言う訳だから、永。この人が僕の奥さんだよ」
永は分かっているとまるで言いたげに、溜息を大きく吐いた。
それはまるで呆れた様子でもあった。藤市はその時漸く辺りが桃色になっている事に気付いた。
「永、やっと花を咲かせる気になったんだね。もしかして僕達を祝福してかい」
「五月蝿い。でもそう思ってくれても良い。お前達夫婦には色々助けて貰ったし、な」
藤市は普段は素直じゃない永が少し素直になったように感じて、
みずきに何があったのかを尋ねた。だがみずきはそれに答える気は全くなく、ただ知らぬふりをした。
「やっぱり此処にいたんだね。でも何故みずきも此処に」
「途中でお会いしたのです。貴方のご友人である事を知り、私達が夫婦になる事もお伝えしました」
「そうか、みずきはやる事が早いな。そう言う訳だから、永。この人が僕の奥さんだよ」
永は分かっているとまるで言いたげに、溜息を大きく吐いた。
それはまるで呆れた様子でもあった。藤市はその時漸く辺りが桃色になっている事に気付いた。
「永、やっと花を咲かせる気になったんだね。もしかして僕達を祝福してかい」
「五月蝿い。でもそう思ってくれても良い。お前達夫婦には色々助けて貰ったし、な」
藤市は普段は素直じゃない永が少し素直になったように感じて、
みずきに何があったのかを尋ねた。だがみずきはそれに答える気は全くなく、ただ知らぬふりをした。