レイコーン
 
「紹介しよう。セバスチャン・クロガネル。我が国で最も強く、今じゃ兵の教育係を勤める元騎士団長でもあり、今回の試験監じゃ。」
 
 
「え?」
 
 
「10歳の子どもが試験を受けるとは例外中の例外じゃが、まァよかろう。賢者の弟子が相手でも試験は試験じゃ。文句はなかろう?セバスよ。」
 
 
セバスと呼ばれた老人はただ単に頷いた。
マールとニコスは顔を見合わせている。
 
 
 
「試験受けてもいいって!良かったなニコス!」
 
 
 
試験監の相手を聞き、マールはニコスを祝福した。
 
 
ニコスの顔は複雑そうだったが
マールは何だか安心できたみたいで顔がほころんでいる。
 
 

「ではニコスよ。試験会場へと行くがいい。マール、お主は後でその手に持っている卵をもって我が部屋へと来てくれぬか?」
 
 
 
2人は王の命を受け王の間を後にした。


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