レイコーン
 
王が軽く手を上げると
王の言葉通りクロガネルはそのまま、王の寝室を後にした。
 
 
「さぁ、おいでマール。」
 
 
マールは安心したように深く息を吐くと王の寝室へと入っていった。
 
 
部屋は実に快適な空間だった。
豪華な暖炉にベット。見たこともないようなシャンデリアがかかっている。
壁には今にも動き出しそうな生き生きとした絵が飾られていた。

クロガネルに脅されていなければ完璧に楽しめただろう。

でも、マールの心はそれどころではない。

 
「あの、用件ってのは?」
 

正直、マールは知らない人といるのは苦手だ。

それに、さっき脅されたばかり
マールは早く話を済ませ、ニコスの試験のよううすを見に行きたかった。
 
 
「セバスのヤツのことはすまんかったな。」
 
 
「え?あ。はい。」
 
 
「ヤツは、何かとマジメなヤツでな。」
 
 
「はぁ。」
 
 
「マール君。一杯どうだ?」


そう言い、王はマールに一杯のジュースを差し出した。
 

「え?でも。」
 
「まぁ、あせるでない。ニコスの試験までは時間があるのだから。」
 
「はぁ。」

 
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