呪いのテディベア Ⅱ

瞬間、私はこの人が誰なのか分かった。
不知火だ。きっと。

「貴方は不知火?」

「ええ、」

歪んだテディベアの顔が
さらに歪んだような気がした。

「他の子は?」

「じきに来るかと、
 それまでは2人でいましょう。」

今度は微笑んだ気がして私も笑った。














 
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