二度目の初恋



「――…清流高校に編入する。」



「ふーん、清流に編入する……って、ぅえぇぇっ!!!」


「うるせえな…なんつー声出してんだよ。近所迷惑。」


「ちょっと待ってよ、私も清流だし!!」


「うん。知ってる。」


「はっ?」


次の瞬間、
何食わぬ顔をしてサラリと言ってのけた。


「お前と一緒の高校だから清流にしたんだし。」


・・・・・・・・・・はぃぃぃ!?


「……??どういう意味デスカ…?」


困惑する私を尻目に、


「おい、もう着くぞ。」


マンションの下に着いていた。



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