二度目の初恋





「話したかったことはそれだけ。これから宜しくな。千智。」



そう言い残して、


叶多はお隣に帰って行った…。



(あ…あたしも帰らなきゃ…)



家に帰ると一番にお母さんが駆け寄ってきた。


「おかえり、千智!!叶多くんに逢った?」



「うん…。」



「良かったわね~!千智。あんた、叶多くんのこと…」


「そんなことないよ。もう疲れたし、おやすみ。」



話を遮って、あたしは部屋に入った。







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