カレシ

あたし…良くんと別れて、まだ一週間もたってないのに…

顔だけとかじゃなくてちゃんと先輩に惹かれている自分がいた。

気さくに話題をふってくれる先輩のおかげで、緊張もだんだんなくなり普通にしゃべれるようになっていた。

先輩は、ヤンチャだった高校時代のことや家族のこと、奈良から出てきてびっくりしたこと、大学で出来た仲の良い友達のことをたくさん話してくれた。

もう何時間話してるんだろう。
話は尽きなくて先輩と話すのはすごい楽しい。

けどずっと同じ姿勢で座っていたのもあってだんだんお尻が痛くなってきた。

「あーお尻痛いっ」

「あははっなんやそれ、大丈夫かあ?まあかなり話に付き合わせてまったからな!今日はもう帰ろか?」

先輩が笑顔で言った。

もうちょっと話していたかったけど、うんとうなずく。


家の前まで送ってもらうと

「俺毎週土曜と水曜がバイト休みなんやけど、今度誘ってもえーかな?」

と言ってくれた。

「うん!楽しみにしてるねっ今日はありがと、すっごい楽しかったよ、おやすみ」

なんだか素直にそう言うことができた。

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