カレシ

その後あまりにも先輩がブツブツ言ってるから

"汗くさいなんて嘘だよ"

と笑いながら言うと

"なんやねん!!嘘でよかったー!"

と本気で安心していた。
そんな先輩が"かわいい"と思えて、頭をなでてしまいそうになる。



あたし達はごはんを食べに行くことにして、近くのファミレスに入った。


先輩の前でごはん食べるのって、なんか恥ずかしいな…

そう思ったあたしは、チョコレートパフェを頼むことにした。

「そいえば先輩、ドッジはどうだった?」

パフェをほうばりながら先輩を見る。

「んっ!よう聞いてくれた!それがな~」

先輩達のチームは、なんと優勝したらしい。

「ほんでな、優勝したらこれ貰ったんよ!」

先輩はポケットの中をかざごそすると、ほいっとあたしに何かのチケットを渡した。

あたしは折りたたんであったチケットを広げる。

「…遊園地のワンデーパス?」

「おう!彼女おらん奴がもろても、虚しいだけやんな!」

「あははは!確かに!」

あたしがチケットを返しながら言うと

「それゆいちゃん持っといてや?俺持ってると無くしてしまいそやから」

と言って受けとらなかった。

「えっでも…」

とためらっていると

「それ二人までオッケーて書いたるし、今度の土曜一緒に行こな」

と笑顔で言ってくれる。

「あたしでいいの??」

と聞くと

「当たりやん、ゆいちゃんと行きたいんやん」

…トクンッ

ストレートな先輩、
あたしは惹かれずにいられなかった。

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