カレシ

あたし達はごはんを食べ終わっても、そのままファミレスで話していた。


「あ~それにしても今からバイト、しんどいわぁ」

先輩はため息をつく。

「大学通いながら週5だもんね」

「そや~、ドッジで体力なくなってしもてるのに」

「ほんとだね、…てゆーか先輩ちゃんと寝てるの?」

ふとそんな疑問が浮かぶ。

バイトは夜の12時から朝6時までって言ってたし。

大学がある前の日なんて3時間も寝れないじゃん。

「ん~?バイトある日は、基本大学終わったらそっこー帰って寝てるで?ほんで朝バイト終わったら、そのまま寝ずに大学行くんや」

「ふぅ~ん…っん?!でも今日もバイトじゃん!明日大学あるし、寝なくていいの!?」

ケータイを見ると、もう9時をまわっている。

「ん?心配せんでえーよ。寝るよりゆいちゃんとおった方が楽しいやん」

先輩はタバコに火をつけながら、平気な顔で言った。

「でも~…!!」

「俺から誘ったんやんか(笑)」

「そうだけど…もう帰ろ?」

そう言って席を立とうとすると、先輩が止めた。

「こんなんよくあることやし、1日くらい平気やで?まだ一緒におりたい」

"嫌や?"と切なそうな顔をする。

「でもあたしのせいで先輩が…」

「ゆいちゃんのせいやないよ。どっちにしろドッジのチームの奴らに、打ち上げ連れてかれそうなとこ逃げてきたんやから、な?」

「うん…」

うなずいて座り直すと、あたしもタバコに火をつけた。

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