アイ・マイ上司とlove★battle
大好きな人たちに囲まれながら、味方でいてくれる人と守りたい存在がある事。
これってすごく恵まれていて幸せな事だし、同時に自分の甘さを知らされたの。
この環境にいながら、いつしかソレを当たり前に思ってた自身が恥ずかしい・・・
「輝…、お願いだから下ろして?自分の力で歩けるから――」
いかに自分がドジやおバカだから、と何でも理由をつけていたのか気づけたから。
相手に頼ってばかりだと自分を見失ってしまう…、今回の件はそう強く思えたの。
「…分かった」
「ありがと」
私の眼から何かを感じ取ったらしい輝は残念そうに、でも笑って下ろしてくれた。
「鈴ー、また明日ね?」
だから涼子の格好良さにウッカリ惚れそうだった、なんて言うのは秘密かな…?
「ありがとう涼子!あ、社長失礼しました…!」
背後から届いた彼女の声に振り返ると、慌てて社長にもペコリと頭を下げる私。
「ハハッ…涼子のコト、これからも宜しくね?」
「え、と…とんでもない!いつも私の方が迷惑掛けっ放しで…」
恐れ多い言葉を受けた私は、両手をブンブンと振って恐縮していたというのに。