キミの心の声を聞かせて

「お前、それでいいのかよ?」


先輩がもう片方の手で、あたしの肩を掴んで言った。


「それで、いいってなにがですか!?」


「お前…人の目気にしてんだろう?」

「なっ…!?」



「お前、いつまで、いじめの事引きずってるんだよ?」



先輩の言葉にドキンとなった。


「なんで…そんなこと言うのよ?」



人が一番、気にしてる事を。なんでそんなにアッサリ言えるわけ?


「あんたに関係ないでしょう?」



先輩の顔を睨みつけて言った。





< 97 / 402 >

この作品をシェア

pagetop