咲と亮





…で結局。

今回のロングホームルームで決まったこと。
それは、

「よっしじゃあ我が1年2組の文化祭出し物は、“欲望と金のネオン街…夜の帝王女王たちの店、『賢』”だなっ」
と、賢ちゃんが目をキラキラさせて宣言した。

うおおお、とまたクラスメイトたちは全員スタンダップ。




私と亮は、

「俺もうイヤ…」
「同意ー」

みんなの熱意に飲み込まれ振り回され放り出され、生ける屍のごとくグッタリと疲労困憊。


「なんなんだよ結局。“萌え”消えたぞ」
「いちおうホストキャバ嬢で喫茶店だから、カフェ案は残ったんだね」

亮は、はははは、と疲れきった笑顔で答えた。



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