咲と亮




この学校の文化祭には、“学校王子様コンテスト”という企画がある。

クラスで1人ずつ王子様候補を出し、文化祭の日に生徒、教師、会場の人たちに投票してもらって毎年、学校王子様を決めるというもので、

先輩たち曰わく、『毎回何故かレベルが高いから、おもしろい』とのこと。
この行事があるから、この学校を受験する人も少なくないとか。

ちなみに私と琉羽、亮にノブはもちろんそんな行事があるとは知らなかった。


「だよね。そういえば琉羽が『“学校お姫様コンテスト”があったら、私だって一位になれるのに!』て言ってたよ」
「うわやっぱ悪魔」
「また合格発表日のネタを…」
「ネタじゃねえ本心だ」


…本当にキミは自分の感情に忠実だよネ。
と、琉羽が聞いてなくてよかったと安堵しながら私は、ため息ついた。



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