amoroso
「俺は…お前の歌嫌いじゃない。」
「え?」
「最近の歌は煩いだけで耳障りなのが多いが、お前の歌は聞いていても嫌じゃない。」
「…ありがとうございます。」
と 香音は小声で言った。
その後2人は少し無言になる。
すると
響は海に入ることもなく
歩き始める。
「先輩?」
と 香音は後ろに着いていく。
響は
砂浜の端に向かう。
そこにはコンクリートで作られた土手があり
隣には岩場があって日陰になっていた。
響は土手に登り座る。
つられて香音も微妙な距離が開けて座る。
2人は…
何も話すことなく
海を眺めていた。