ヤクビョウ神†天使の微笑み†
 もう1つの信号機の所まで歩いてきた時、着物の女性は街中に残る広い公園への並木道を歩いていく。

 そして、刹那たちは信号が青になったのを確かめ、その後を走って追いかけた。



『ねぇ、刹那。
 これ完璧ストーカーよ?』

「そんなの気にしてられっか!」

『まぁ、警官に見つからないように、ね?』

 2人はコソコソと女性の後をつける。

 さすがにこの姿を人に見られたら怪しい人物確定だな。



「いた!
 ・・・って、あれ?
 あの奥って何かあったっけ?」

 その女性の歩いていく行く先には、人通りの少ない、森のように木が生い茂る薄暗い道がのびているだけだ。

 そこへと女性は入っていき、暗闇の中へ姿を消してしまった。
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