元気あげます!巴里編
「その気持ち忘れるなよ。
忘れなければ、毎日同じことの繰り返しを嫌ほどやるんだ。
嫌でも、俺くらいにならできるようになる。」
「えっ、セルジュさんはすごいパティシエさんじゃないですか・・・。」
「いや、俺は言われた通りはできるけど、創作意欲は失せたといってもいい。
家族くらいになら、創作してもいいかとは思うけど、お金をとるとなったら、俺のはダメだ。
今作ってた、ケーキもムースもデザインは千裕が考えたものだ。
あの創作センスは誰もができるものじゃない。
だがな、俺のがダメだってくさってるわけじゃないんだ。
千裕が考えるものを作るのがすごく楽しいし、俺があいつが考えたものを作りたいと思うからここへ来た。」
「そうだったんですか。
オーナーはほんとにすごい天才ですもんね。
((ひかるママのいうとおり、セルジュさんってほんとにお菓子のことが好きなんだ。
仕事中とはぜんぜん違う、優しい顔してる。))
オーナーもセルジュさんも、個人的にこうやってお話するまではもっと恐い人なのかとばかり思ってました。」
「女だからって手加減ないからな。
でも、おまえはなんとなく、ひかるが俺のいた工房へ来たときに似てるな。
技術はぜんぜんダメ状態なのに、へこたれないし、泣きべそかきながら仕事してるしな。」
「ひかるママもそうだったんですか?」
「俺がしゃべったのは秘密にしろよ。
ひかるは、ボールも抱えることができなくて、初日は仕事らしいことができなかった。
まぁ、フランスに用意してあった道具は大きいものばかりだったということもあったがな。
けど、自分の体にあった道具に変更してやったら、今のおまえじゃないけど、毎日泣きながらよくがんばってた。
毎日がんばって苦労を乗り越えていくとな、兄弟子をアゴでこきつかえるようになるというわけだ。
ついでに言うと、オーナーを亭主にすることもできる。ははは。」
「じゃ、私もひかるママに負けないように、がんばらなきゃ。
アゴでこきつかえるようになりたいです。はいっ!」
忘れなければ、毎日同じことの繰り返しを嫌ほどやるんだ。
嫌でも、俺くらいにならできるようになる。」
「えっ、セルジュさんはすごいパティシエさんじゃないですか・・・。」
「いや、俺は言われた通りはできるけど、創作意欲は失せたといってもいい。
家族くらいになら、創作してもいいかとは思うけど、お金をとるとなったら、俺のはダメだ。
今作ってた、ケーキもムースもデザインは千裕が考えたものだ。
あの創作センスは誰もができるものじゃない。
だがな、俺のがダメだってくさってるわけじゃないんだ。
千裕が考えるものを作るのがすごく楽しいし、俺があいつが考えたものを作りたいと思うからここへ来た。」
「そうだったんですか。
オーナーはほんとにすごい天才ですもんね。
((ひかるママのいうとおり、セルジュさんってほんとにお菓子のことが好きなんだ。
仕事中とはぜんぜん違う、優しい顔してる。))
オーナーもセルジュさんも、個人的にこうやってお話するまではもっと恐い人なのかとばかり思ってました。」
「女だからって手加減ないからな。
でも、おまえはなんとなく、ひかるが俺のいた工房へ来たときに似てるな。
技術はぜんぜんダメ状態なのに、へこたれないし、泣きべそかきながら仕事してるしな。」
「ひかるママもそうだったんですか?」
「俺がしゃべったのは秘密にしろよ。
ひかるは、ボールも抱えることができなくて、初日は仕事らしいことができなかった。
まぁ、フランスに用意してあった道具は大きいものばかりだったということもあったがな。
けど、自分の体にあった道具に変更してやったら、今のおまえじゃないけど、毎日泣きながらよくがんばってた。
毎日がんばって苦労を乗り越えていくとな、兄弟子をアゴでこきつかえるようになるというわけだ。
ついでに言うと、オーナーを亭主にすることもできる。ははは。」
「じゃ、私もひかるママに負けないように、がんばらなきゃ。
アゴでこきつかえるようになりたいです。はいっ!」