元気あげます!巴里編
「あ、うん。今度かかってきたらきいてみます。
そ、それでさっきのムースなんだけど・・・企業秘密。絶対ダメ?」
「そだなぁ・・・このレシピで作ったのはヴァレリーさんじゃないよね。
その人には教えてもいいかな。
ヴァレリーさんには内緒だ。あの人にいうと俺の案で金儲けしようとするだろうからね。あははは・・・。」
「作ったのはさっき送ってきてくれたセルジュさんなの。あのイベントも嫌がっていたんだけど、女性好みっていうので苦戦してた人。」
「なるほどね。ミントを添えたのは見たままだよ。
柑橘系はほんのちょっぴりオレンジの皮をおろしたものをいれただけ。
イチゴは砂糖控え目で電子レンジで煮詰めた汁をね・・・。
エッセンスを落としてもいいかな。
ま、あるものでやっただけだからアレンジといえるかどうか・・・。
でもまぁ、ひかるにウケたんだから女性客にはいいんじゃないかな。」
「なんか、ひっかかる言い方だけど・・・でもなんとなくわかった気がする。
あるものをチラっと使った方が女性は気づくってことね。
お菓子を食べるのも趣味な人って、じっくり見つめてるくらいですもんね。」
RuRuRuRuRu......
「はい。ひかるは私です・・・。えっ、ゆいさん?」
千裕はすばやくひかるから電話をとりあげると、すぐにゆいと名乗る女性に質問をするのでした。
「こんばんわ、俺が三崎の次男やってます、千裕ですけど。ゆいさんってどこかでお会いしましたっけ?」
電話の向こうで、ゆいが前に電話をかけてきた中山という女性に何か違うというようなことを言っていました。
「もしもし、私は先日お電話した中山美奈子と申しますが、本当にあなたが三崎千裕さんですか?」
「そうですよ。逆に質問して申し訳ないんですが、あなたがたがおっしゃる千裕とは見た目どういった男ですか?
ちなみに俺は、ふだんは黒ぶちのメガネに肩の手前までくらいの長髪のヤツですけど。」
そ、それでさっきのムースなんだけど・・・企業秘密。絶対ダメ?」
「そだなぁ・・・このレシピで作ったのはヴァレリーさんじゃないよね。
その人には教えてもいいかな。
ヴァレリーさんには内緒だ。あの人にいうと俺の案で金儲けしようとするだろうからね。あははは・・・。」
「作ったのはさっき送ってきてくれたセルジュさんなの。あのイベントも嫌がっていたんだけど、女性好みっていうので苦戦してた人。」
「なるほどね。ミントを添えたのは見たままだよ。
柑橘系はほんのちょっぴりオレンジの皮をおろしたものをいれただけ。
イチゴは砂糖控え目で電子レンジで煮詰めた汁をね・・・。
エッセンスを落としてもいいかな。
ま、あるものでやっただけだからアレンジといえるかどうか・・・。
でもまぁ、ひかるにウケたんだから女性客にはいいんじゃないかな。」
「なんか、ひっかかる言い方だけど・・・でもなんとなくわかった気がする。
あるものをチラっと使った方が女性は気づくってことね。
お菓子を食べるのも趣味な人って、じっくり見つめてるくらいですもんね。」
RuRuRuRuRu......
「はい。ひかるは私です・・・。えっ、ゆいさん?」
千裕はすばやくひかるから電話をとりあげると、すぐにゆいと名乗る女性に質問をするのでした。
「こんばんわ、俺が三崎の次男やってます、千裕ですけど。ゆいさんってどこかでお会いしましたっけ?」
電話の向こうで、ゆいが前に電話をかけてきた中山という女性に何か違うというようなことを言っていました。
「もしもし、私は先日お電話した中山美奈子と申しますが、本当にあなたが三崎千裕さんですか?」
「そうですよ。逆に質問して申し訳ないんですが、あなたがたがおっしゃる千裕とは見た目どういった男ですか?
ちなみに俺は、ふだんは黒ぶちのメガネに肩の手前までくらいの長髪のヤツですけど。」