陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「わぁ…!」

綺麗な月に、思わず感嘆の声が漏れる。空は雲一つなく、大きな月と、たくさんの星達で彩られていた。

もともといた時代では、夜遅くなっても、辺りにネオンの光が溢れていて、星や月の明かりはどうしても霞んでしまっていた。


お願いをするのとは別に、星を眺めるのは大好きだったもんなぁ…


時折友達と行くプラネタリウムは、何度行っても飽きないし、楽しかった。

「あっ…!流れ星!!」

星が一つ、線を描いて消えていった。幸姫は思わず両手を胸の前で組み、もう一度星が流れるのを待った。


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