なんくるないさ~。*.宝物の夏休み。*.
「顔もチュラカーギーだしモテるでしょ?」
『えっ…』
ニコニコ笑うおばさんとは対象的に私は固まってしまう。
「美海?」
そんなあたしをおばさんは不思議そうな顔で見つめて来る。
『…ううん!なに言ってるの!美人じゃないし!』
ハッとして私は笑顔を作って言った。
「チュラカーギーさ!島の子達もびっくりするはずよ」
『そんな事無いって!あ~そんな事より喉渇いた』
「あ、そうよお茶淹れたからこっちおいで」
『うん!』
良かった…気づかれ無かったみたい。
ホッと気付かれないように溜め息をついてからおばさんの後に付いて行った。