田舎姫と都会王子
「ちくしょう!!小梅何かに掴んでろ!すぐ行く!」


俺がそう言うと小梅は頷いた。


俺は急いで泳ぎ柚瑠の所に着くとガッシリと抱きしめ川岸に連れて行った。


「ごめんなさい。僕のせいで小梅姉ちゃんが……」


岸に着くと柚瑠はワンワンと泣き、その場に崩れ落ちた。


「柚瑠、小梅は俺が助けるから大丈夫だ。」


柚瑠にそれだけ言い残し俺はまた川に飛び込んだ。


「小梅!」


叫ぶが小梅の姿が見当たらない。
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