田舎姫と都会王子
「ごめん………。」


「私は………大丈夫…っちゃ。ユズ……君は?」


小梅がそう言うと柚瑠は小梅のそばに駆け寄って来た。


「小梅姉ちゃん。ごめんなさい!僕のせいで………僕のせいで!」


柚瑠がそこでまた泣き始めると小梅は柚瑠の頬にソッと手を当てた。


「無事で……良かったっちゃ。」


小梅はそう言って優しく笑った。


「お前らも今日は帰れ。小梅は俺が家に連れて行くから。」


俺が、そう言うと子供達は小梅を心配そうに振りかえながら家へ帰って行った。


「さてと俺達も帰るか。」


俺は上の半袖を脱ぎ、小梅に被せた。
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