BABY×DOLL
手術中の事は、もちろん覚えていない。
ただ、されるがままに処置されていったと思う。
そこに誰かの罪の意識もなく。誰かの感情が入る事もなく。
悪夢さえも見なかった。
もっと責められていいハズだよね?
もっと苦しむべきだよね?
だけど、あたしは麻酔によって眠らされ…何の苦しみもなく
全てを終わらせた。
「…さん、中森さん、聞こえますか?」
何度も何度も、あたしを呼ぶ声に目を開けた。
一瞬…自分の今の状況がわからなかったが…看護師さん達の顔を見て、自分が何をしてしまったのか理解した。
「終わりましたよ。わかりますか?」
「…はい…」
よく見ると、あたしが寝かされていたのは病室。
腕には点滴をされていた…
「点滴が終わったらまた来ますね」
そう言って看護師が病室から出ていった。
あたしは…重い手を違和感のあるお腹に当て、さすった。
少し痛い気もする。
「…もう終わったんだ…」
──もう子供はいない
子供がお腹の中に居たって自覚もなかった。居なくなったって自覚もない。
…だけど殺しちゃったんだ…
あたしの中には
罪の意識だけが刺さって化膿していった。
ただ、されるがままに処置されていったと思う。
そこに誰かの罪の意識もなく。誰かの感情が入る事もなく。
悪夢さえも見なかった。
もっと責められていいハズだよね?
もっと苦しむべきだよね?
だけど、あたしは麻酔によって眠らされ…何の苦しみもなく
全てを終わらせた。
「…さん、中森さん、聞こえますか?」
何度も何度も、あたしを呼ぶ声に目を開けた。
一瞬…自分の今の状況がわからなかったが…看護師さん達の顔を見て、自分が何をしてしまったのか理解した。
「終わりましたよ。わかりますか?」
「…はい…」
よく見ると、あたしが寝かされていたのは病室。
腕には点滴をされていた…
「点滴が終わったらまた来ますね」
そう言って看護師が病室から出ていった。
あたしは…重い手を違和感のあるお腹に当て、さすった。
少し痛い気もする。
「…もう終わったんだ…」
──もう子供はいない
子供がお腹の中に居たって自覚もなかった。居なくなったって自覚もない。
…だけど殺しちゃったんだ…
あたしの中には
罪の意識だけが刺さって化膿していった。