黒紅花
あんなにも大切にしていたバイクなのに
手放してひさぎは本当に大丈夫……?
「それで、受け取った金だけど
叔母の家に送金してもらう事
にしたんだ
そこで、チトセ、悪い
頼まれてほしい事があるんだ」
ひさぎの頼み事……
「えっ、何?」
「学校でアイツに会ったら、送金先
を聞いてもらってくれないか?
アイツなら叔母の口座番号を
知ってると思うから」
「ごめんなさい、それはできない!」
「ああ、そうだよな
個人情報になるもんな」
ううん、違うの……
私はもう、学校へ行くこともナギに会うこともないの。
クミやカコ、学校帰りにトキワ君に会うこともない。
やっとできた大切な親友にさえ私は別れを言わずにこんなところに居る。
「……ごめんね」
「何、謝ってんだよ
お前は悪くない」
「ひさぎ
ごめんなさい」
瞳から零れ落ちる、涙……
手放してひさぎは本当に大丈夫……?
「それで、受け取った金だけど
叔母の家に送金してもらう事
にしたんだ
そこで、チトセ、悪い
頼まれてほしい事があるんだ」
ひさぎの頼み事……
「えっ、何?」
「学校でアイツに会ったら、送金先
を聞いてもらってくれないか?
アイツなら叔母の口座番号を
知ってると思うから」
「ごめんなさい、それはできない!」
「ああ、そうだよな
個人情報になるもんな」
ううん、違うの……
私はもう、学校へ行くこともナギに会うこともないの。
クミやカコ、学校帰りにトキワ君に会うこともない。
やっとできた大切な親友にさえ私は別れを言わずにこんなところに居る。
「……ごめんね」
「何、謝ってんだよ
お前は悪くない」
「ひさぎ
ごめんなさい」
瞳から零れ落ちる、涙……