黒紅花
「何、結論出してんだよ
 自分勝手に終わらすんじゃねえよ

 俺達は終わらない

 終わらせない、この俺が守る」

そう言い切ってみせる貴方は、最高にカッコイイ。

その言葉に痺れながらも私は言う。

「ひさぎ

 貴方に守れるわけない!」

その言葉は、ひさぎの胸を突く。

青ざめて行く貴方の表情。


貴方に守れるわけがないと言ったのは、私の決心が変わることはないから。

貴方との別れを選ぶ私。

この愛を終わらせることを望む私には、貴方の声、想いは届かない。

ううん、例え届いていても私は知らないふりをする。


力なく私を抱く手を解いた貴方。

そうそれでいいの。

私は貴方から離れ、その場に立ち上がる。

そうこれでいいの。

これで終わる。
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