黒紅花
過去に描いた未来を
思い出すので無く
ひさぎとの未来を
私は、夢見る。
「チトセ、時間?
ばあちゃん
心配してるよな?
急いで帰ろう
送って行く・・・
チトセ・・・」
「ちとせ・・・」
重なる声・・・
どうして
先輩に逢ったりするの?
あなたは女性と腕を組み
私の前に立つ。
私を裏切ったあなたは
戸惑うことも
悪びれることも無く
何も無かったように
遠い昔、私が大好きだった
その微笑を、私に見せた。
思い出すので無く
ひさぎとの未来を
私は、夢見る。
「チトセ、時間?
ばあちゃん
心配してるよな?
急いで帰ろう
送って行く・・・
チトセ・・・」
「ちとせ・・・」
重なる声・・・
どうして
先輩に逢ったりするの?
あなたは女性と腕を組み
私の前に立つ。
私を裏切ったあなたは
戸惑うことも
悪びれることも無く
何も無かったように
遠い昔、私が大好きだった
その微笑を、私に見せた。