魅惑★ladyの作り方
「…よし、じゃあ、俺の事はそいつには黙っていろ。」
『は、はい…。』
「…また、呼んでも良いか?」
『ッ!
も、もちろんです…!』
慧は安心したように柔らかく微笑み、それを見た華楠も安心し、笑った。
その時―…
「慧ー!
…あれ?」
海が入ってきた。
二人は未だ倒れたままだったため、またもや海には見えない。
二人は何故か目を合わせ、息を潜た。
「前もこんなことあったよなぁ。
結城ちゃんと会った日だっけ…」
コツコツと足音が近づき、華楠は何故か悪い事をしている気がして硬直する。
慧は息を潜めつつ、ニヤリと笑うと華楠の耳元に口を近づけ…
「華楠…」
『んぁあ…ッ!』
「ッ!?」
小さく、色っぽく呟いた。
華楠は耐えられずビクッと震え声を出し、海もそれが聞こえたのかバタバタと二人の元に近寄ってきた。
「あーーー!!!」