紅龍 ―1―




カラフル頭君がその瞬間真っ赤になったのはきっと気のせいで私は気にせずまた焼き肉屋の看板をガン見した。











焼き肉屋―――…










「ねぇ、何で私焼き肉屋に拉致られたわけ?」









何か今更だけどね。










「拉致って蘭さん勘違いしてますよ。」







「何が?」











「蘭さん昨日体育祭終わって直ぐ帰ったでしょ?」











「うん、苛ついてたからね。でもそれがどうした?」









「実はあのあと話しがあってですね。焼き肉食い放題券は1人1枚だったんですよ。本当は皆で食いに行く予定だったんですけど…」









「だったけど?」










「リュウさんと結真さんが"俺等だけ別でいいか"って言ったんです。」







「それがどうした?」












「リュウさんと結真さんは蘭さんと食べたいんですよ。」









「うーん。皆でいいじゃん。」







「それだったら困る事があるんですよ。蘭さん変装しなきゃいけないでしょ?」






「別にいいし。」






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