Kill Love
そして21時30分、パーティーを途中で退場。

再びホテルの一室で、着替える。

「あ~楽しかったぁ♪ やっぱり社交場は良いねぇ」

「次のスケジュールがありますので、とっととシャワー浴びてきてください」

「…味気ない秘書だ」

「味気なんてなくて結構。次は俺が入るんですから、さっさと入ってください」

彼をバスルームにグイグイと押し込む。

「へいへ~い」

バタンとドアが閉まると、深くため息を吐く。

しかしすぐにドアは開き、彼が顔を出した。

「どうしました? 着替えなら中に入れてありますよ」

しかし彼はニヤッと笑う。

ゾクッ!と背筋に寒気がっ…!

「一緒に入らないか? 時間、短縮できるぞ?」

予感的中…。

「男2人で入るには、狭いですよ?」
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