声恋 〜せいれん〜
「…あ、と、う…蓮也さん、けっきょく焼くだけで料理ってなにもしてないですよね! ていうかできないでしょ?!」
「…だって、しょうがないだろ。シュンが料理係、コウが肉奉行で…ヒロが全体をまとめる係、カイが酒調達番長で、ケイちゃんが…」
「あ、こないだの監督さんですね。へー、あの人もよくくるんですか」
「ん、ケイちゃんがたき火係」
「え? 蓮也さんは?」
「おれはマシュマロ係」
「マシュマロ係?! って、なにそれ!」
「たき火で一番のお楽しみは、『マシュマロを焼くこと』だろ?」
「え? なにそれー、きいたことない。マシュマロって、あの白いマシュマロ? あれを焼くんですか?」
「ああ、ちょううめぇよ…あ、やべ、まだ焼いてなかったな…ちょっと…準備してくる」
そう言って蓮也さん、毛布からでてっちゃった。
あーあ。