声恋 〜せいれん〜
「…あの二人とか言われてもあたし見たわけじゃないしさあ…で、あんたまだこれからも蓮也と関わってくつもりなの?」
「つもりってなによ! あたりまえでしょ! わたしはずっと蓮也さんについてくよ! なに、エリカだったらずっとつきあっていきたいと思ったわたしの気持ち、わかってくれると思ったのに…」
「あー、そのことなんだけどさ、あたしもいろいろあって…その…彼氏と…」
「もー、なにがなんだかわかんないよお! てかなんで蓮也さんあれからメールもくれないの?! 悪いと思ってんならメールくらいしてくれたっていいのに!」
「悪いと思ってるからなかなかメールできないんじゃないの…男って分が悪くなるとすぐ黙るか逃げるかのどっちかだから」
「ううーっ、もうわかんない! ぜんぜんわかんないよ! もういい! もっとわかる人に電話するから!」
「…たまに電話してきたかと思ったらグチかよ…あー、あたしの話もきいてくれる? クラス替わったらさっぱりあたしら話す機会がないよね…」
「うん、そうだね、じゃ、また今度ね!」
そう言ってわたしは電話を切った。
うー、イライラする。もうダメだ! ガマンできない! 電話だけじゃものたりない! こうなったら直接おしかけてやる! パジャマ、パジャマ!