声恋 〜せいれん〜




クリスマス直前のその日。




町は幸せの輝きにいろどられている。




ファミレスの中もいつもの家族連れやカップルたちも、幸せの割合がずっと増している季節。




ひときわおおきな赤ん坊を抱いて、ママさんが一人、入ってくる




「エリカ!」




思わず、叫んでた。




くるっとふりむいた顔は、高校のときよりほんのちょっとだけ化粧の濃さを増したが、かわらないエリカのそれだった。



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