声恋 〜せいれん〜
「じゃあ…今度はうちにあそびにきて、な」
「うん、いくいく、絶対いく!」
「番組、毎回たのしみにしてるからさ、あんたもがんばんなよ」
「当たり前じゃん! だってあれがわたしの“家族”だもん!」
そう、もうひとつの、大切な家族なんだ。
「ふふっ、そうだね、さしずめ役のティーナはあんたにとっての“子ども”ってことかな」
「そうだね…わたしの子どもでもあるし…わたし自身でもあるような…とにかくあの子は、とっても大事な子だよ!」
「ふふ、お互いたいへんだけど、がんばろーね」
「うん」
そう言ってわたしたちはまた笑いあった。
あのころと同じ…それでいて、もっとおだやかな笑顔で。