真実の奥に。
2年の新学期が始まってから1ヶ月ほど経ったときのこと。



その時には既に槙と潮那と3人で行動していた


でも他のグループとはまだ触れ合っていない、というとき。




新学期の国語のテストが最悪だったあたしは、

訂正ノートの提出を義務付けられていた



5ページにもわたる訂正はかれこれ2時間はかかった 汗






訂正ノートを手に、あたしは職員室へと向かった



廊下を歩きながら窓の外を眺めていた


サッカー部、野球部、テニス部…

運動部は確かに楽しそうなんだけど、体力も根性のくそもないあたしには到底無理。





ドンッ


「あっ、ごめんなさいっ!」

突如、

あたしの肩と誰かの肩がぶつかったと理解した途端に、その誰かが声を発した


左を振り向くとそこには誰もいない。すぐ近くでドタバタ聞こえる方を向くと、

屋上に繋がる階段を忙しく昇る人影が見えた




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