リアル -夏-
目が覚めたとき俺は病院にいた。あっ、おれ生きてたのね。よかった。ホッと息をした瞬間。
バッチーン!!音をたててなぐられたのは俺の頬。
『アキ!!お前って子は!!お母さんを置いて死のうとするなんて!!この親不孝もの!!』
目からは洪水のような涙、鼻水を垂らしながら俺を揺さぶる、おかん。何か、勘違いしているようだ。
『アッキー…、すまん。お父さんが悪かった。昨日あんなことさせたからだよな。もう2度とさせない!!本当にごめんよおおおおお』しおらしくしくしく泣くおとん。完璧に勘違いしているようだ。
その他もろもろ、俺の友達、親戚。。。えっ、なんか全員集合?みたいな?え、てか何でこんな展開?

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