瑠璃色の華
「最後は僕だね。藤堂平助。七番隊の組長。年も近そうだし、平助って呼んでいいよ。」

そっと手を握る藤堂に、ふと疑問が芽生えた。

「藤堂様…。」

「平助でいいって。」
ぷぅと頬を膨らませた藤堂に蓮は聞いた。
「私と年齢が近いのですか?」

「うん。多分。僕次で22だけど?」

「私より1つ上です…。」

「えぇっ!!蓮ちゃん次で21なの!?」

原田が驚いた声をあげた。

「じゃあ、ここで一番若いことになるんだなぁ。」

永倉もしみじみと言う。
< 61 / 109 >

この作品をシェア

pagetop