【短】─サクラサク─
もう付き合って4年にもなる彼女、さくらはすでにお互いの家族公認の仲だ。
年を重ねるごとに、親たちが勝手に期待してくる“結婚”。
同い年の彼女を持ってると、男の俺はまだ先って思っていても当の彼女はちょっと違うみたいだ。
大して変わらない気がするのに。
俺の言葉にしばらく黙っていたさくらが、ぽつりと呟いてそのまま通話が終了した。
『……ヒロの馬鹿』
すでにツーツーとしかいわない携帯電話の向こうに舌打ちをした。
「ったく、なんなんだよ!」
オレの小声に反応したサクは、ため息をこぼした。
「わかってねーなぁ」
やれやれと肩をすぼめる。
きょとんとしたオレのもみあげあたりの髪を引っ張って、無理矢理サクのほうに向かせられた。
「どうせ、お前ってば肝心なトコでキめてないんだろう?」
グサリという音が響いた気がした。
「仕事も、恋愛も」
年を重ねるごとに、親たちが勝手に期待してくる“結婚”。
同い年の彼女を持ってると、男の俺はまだ先って思っていても当の彼女はちょっと違うみたいだ。
大して変わらない気がするのに。
俺の言葉にしばらく黙っていたさくらが、ぽつりと呟いてそのまま通話が終了した。
『……ヒロの馬鹿』
すでにツーツーとしかいわない携帯電話の向こうに舌打ちをした。
「ったく、なんなんだよ!」
オレの小声に反応したサクは、ため息をこぼした。
「わかってねーなぁ」
やれやれと肩をすぼめる。
きょとんとしたオレのもみあげあたりの髪を引っ張って、無理矢理サクのほうに向かせられた。
「どうせ、お前ってば肝心なトコでキめてないんだろう?」
グサリという音が響いた気がした。
「仕事も、恋愛も」