君に愛の唄を
私はそのまま地べたに寝そべった。
屋上で寝そべった感覚はベッドに寝そべった時や部屋でくつろいで寝る感覚と違う。
地面が固いって事もあるけど……
気持ち的に違う。
何が違うの?って聞かれたら何て言えばいいかわからないけど・・・
まったりできるというか…気持ちがいい。
「沢村くんってさぁ…」
「蓮でいいよ…」
「……蓮ってさぁ水沢蓮に似てるよね?」
私は綴じていた目を開いて蓮を見た。
蓮は驚いたような目をしていた。
「お前…こんな不細工と水沢蓮が同じ顔に見えるのか!?」
「不細工じゃないじゃん!!蓮、眼鏡取ったら絶対に水沢蓮に似てるよ」
蓮は私から目を反らし、どこか遠くを見つめた。
その目は寂しく冷めたような……見ている私まで悲しい気持ちになるような、そんな目だった。
「俺は不細工だよ…」