街で君の唄を聞いた
というわけで沢山選びました。
ヴィーノが全部支払ってくれたしね!ルァッキー!
…しかし…。
「賞味期限、明日までだぞ?」
「はは…。なんとかなるさ…なんとか…」
大量に買いすぎた。
しかもよりによって明日歓迎会だし。
誰か他に甘い物食える奴いねーかな?
流石に二人では食べれない量だしなぁ…。
エリフさん、凄いサービスしてくれた。
が、それが裏目に出た。
いくらなんでも…うん、ねぇわ。
「うん、シェランを呼ぼう。そうしよう!もう帰宅してる筈だ!ってなわけでちょっくら行ってくるー。シェランならバラさないだろうしな」
すったかたー。
とは言っても隣の部屋。
シェランは普段そこまで喋らないし、いざ喋ってしまうという時は、単語の間に口を塞げばいい。
なにこれ、完璧じゃん。
コココココン
「シェラーン。お菓子食おー」
…応答無し。
部屋に入ってみるが、部屋はもぬけの殻。
どうやらまだ帰ってきてないようだ。
…じゃあどうしようか。
ヴィーノはてっきりシェランは帰宅してあたしが連れてくると思って、あたしの部屋で待っている。
ど、どうしよう…?
「ヴィ、ヴィーノさん…」
「何」
「居ないです。てへっ☆」
「「…………………………」」
…沈黙。
ごめん、何か空気を和らげようとしただけなんだよ。わかってくれよ。
まさか沈黙になるとは思ってもなかった。
「冷灯、突っ立って何してんの?…あれ、ヴィーノ?何で冷灯の部屋に居んの?」
ラグアス、来たり。
何も言えないし、何も考えられない。
つーか質問多い。
……これでヴィーノの部屋居る理由しったら、今日はずっとニヤニヤしているに違いない。
幸い、ラグアスはヴィーノに視線を向けているので、あたしの思考は読み取れないだろう?
ふはは、ざまぁみろ。